本年度、中川研究室では、関東圏の大学に所属する学部3年生 F さんをインターンシップ生として 2024年8月25日から9月17日まで 受け入れました。
インターンシップ期間中、F さんには以下の研究活動に従事していただきました。
- RNA 法によるヒト iPS 細胞の樹立実験
- 免疫染色を用いたコロニー数の定量評価
- 経時的サンプリングに基づく qPCR による遺伝子発現解析
これらの実習を通じて、iPS 細胞研究の基盤技術に関する理解を深めるとともに、再生医療研究における初期化過程の解析手法を実地に習得していただきました。
また、iPS細胞研究財団の製造施設を見学し、研究から臨床応用へ至るまでの一連の流れを学ぶ機会も得ました。これにより、基礎研究と社会実装を結びつける視点を養うことができたと考えられます。
最終日には修了証を授与し、研究室全体で成果を振り返るとともに、研究活動の総括を行いました。短期間ではありましたが、研究室にとっても有意義な交流となり、今後の共同研究や人材育成の在り方を考える上でも貴重な経験となりました。
F さんの今後の研究活動のさらなる発展を期待するとともに、本インターンシップで得られた経験がその一助となることを願っています。
