ゼスト御池で開催された「京都大学アカデミックデイ2024」は無事終了しました。※アイキャッチ画像はブースで見てもらえるように準備したiPS細胞の写真です(CiRA広報よりお借りしましたm(_ _)m)。
中川研からもブースを出し、iPS細胞の作り方、応用の現場、iPS細胞の将来についてポスターを作り、来場していただいた方々といろいろなお話をさせていただきました。
体験コーナーとして、疑似的に血液から細胞を取り出し、それらからiPS細胞を作り、作ったiPS細胞を心臓の筋肉に分化誘導する実験を体験してもらいました。
今回、我々のブースではiPS細胞に関するポイントとして、「将来的には自分のiPS細胞を使って自分の体をケアすることが可能になるだろう」という話をしました。その流れで、話を聞きに来てくださった方々に以下のような質問をしました。
もし、皆さんが自分のiPS細胞を持つことができたら・・・
何がしたいですか?
何ができると思いますか?
何が起こると思いますか?(良いこと・悪いこと)
好きに考えてもらって、なんでも良いので付箋に書いてポスターにペタペタと貼ってもらいました。最終的には貼り付けスペースがほぼ埋まるくらいにたくさんのご意見をいただきました。ご協力していただいた方々にはこの場を借りて感謝いたします。
想像以上に色々なアイディア・意見を書いてもらえたことい感動しました。小さな子供から中学生、高校生、大人と幅広い方々にご参加いただけました。
中高生の皆さんが、iPS細胞に強く興味を持っていることが嬉しかったです。将来的に研究をしてみたいと具体的な考えを持っている学生さんもいて、日本の科学技術の未来は明るいと感じました。
このようなイベントはアカデミック(我々側)とソーシャル(社会、来場してくださった方々)が直接交流できる貴重な機会です。研究は社会へ還元することが重要な点ですので、このようなイベントはその一環として非常に良いものだと改めて感じました。
最後に、今回のブースを出すために、案作り・ポスター作成・実験の準備・その他諸々を率先して行なってくれた中川研のメンバーの皆さんに心から感謝しています。